「クインテッサホテル大阪ベイ」は大阪湾エリアのホテルで、 USJや海遊館に近く、レジャーに最適なホテルの1つです。
インテックス大阪の側に位置し、ビジネスやプライベートでも用事がある際には抜群のロケーションです。
今回、 スタンダードツインのお部屋に宿泊しましたので、口コミや評判通りのホテルなのかチェックしてみます。
クインテッサホテル大阪ベイのおすすめポイント
- 全室禁煙、バス・トイレ別で広さは42平米以上
- 種類が豊富な朝食、お子様向けメニューも用意(楽天トラベルのごはんフェスティバル受賞履歴有り)
- ウェルカムドリンクサービス
このホテルで使えるクーポンは、予約サイトのエクスペディアで配布されています。
ホテルの概要
クインテッサホテル大阪ベイは、 2018年3月1日に「ホテル・ラ・レゾン大阪」からリブランドしたホテルです。 基本情報は以下の通りです。
[table id=1 /]
立地・アクセス
トレードセンター前駅から徒歩6分、中ふ頭駅から徒歩4分
大阪市営ニュートラム南港ポートタウン線のトレードセンター前駅から徒歩6分、中ふ頭駅から徒歩4分と港南エリアに用事がある方には好立地です。
トレードセンター前駅からホテルまでは、ATC、咲洲庁舎内そして屋根付きの遊歩道(クインテッサホテル大阪ベイの入り口付近まであります)と繋がっており、ほとんど雨に濡れること無く移動ができます。
夜間でも照明が明るいので安心して歩けます。
関西国際空港からリムジンバスで
関西国際空港(KIX)からは、グランドプリンスホテル大阪ベイ行き(大阪南港行き)のエアポートリムジンバスを使い、グランドプリンスホテル大阪ベイで降りて徒歩約4分でホテルに到着します。
周辺施設
徒歩でインテックス大阪へは約1分、咲洲庁舎へは約4分、ATCへは約5分程度で行ける好立地にあります。ライブやイベント時には非常に便利です。
コンビニはホテルの近くに無いのが残念です。咲洲庁舎内にローソンが、ATC内にファミリーマートがあります。
飲食店も周辺にほとんどありません。同じ敷地に居酒屋の「千年の宴」があるだけです。ATCではチェーン店や地場のスープ屋さん等があるのでそちらでの食事をお勧めします。
なお、ATC内の飲食店は夜9時までに閉まるお店が多く選択肢が少なくなるため、早めに向かってください。ガストやすき家などはもう少し遅くまでは開いています。
駐車場について
グランドプリンスホテル大阪ベイ敷地内の立体駐車場が利用できます。チェックインからチェックアウトまでクインテッサホテルさんが負担してくださいますので、実質無料で利用できます。
駐車場からホテルまでほとんど雨に濡れずに移動できます。
大阪駅、海遊館やUSJの無料送迎バス
無料シャトルバスが運行されています。使用されているのはマイクロバス(定員数は20人ほど)とコミューター(ミニバスとも呼ばれ、定員数は11人ほど)です。
大阪駅からホテルまでは勿論のこと、ホテルと海遊館間、ホテルとユニバーサルスタジオジャパン間も往復シャトルバスが走っており、観光に非常に便利です。
ほかにも、ナンバへのシャトルバスがあります。こちらはホテルへは戻れない片道のみのコースですが、チェックアウト後に直ぐに難波方面に向かいたい人には打ってつけでしょう。
欠点を挙げるとするならば、大阪駅とホテル間のバスの便数が少ないことです。事前に確認しましょう。
ホテルフロント・ロビーや館内の雰囲気
フロントにはクラークが2~3人で対応しています。
周りに宿泊者がいなかったので、 ホテルフロントでクラークと話しながらチェックイン手続きをしていたら、 隣にいらっしゃったクラークがそっとお茶を提供してくださいました。些細な事ですが、気配りは嬉しいものです。
宿泊代金とは別に、宿泊税がチェックイン時に請求されます。私が宿泊した時はカードは使えず、現金のみの対応でした。
チェックイン時間前でも荷物は預かってもらえます。例えば、USJに行く前に荷物を預けてから遊びに行くといった利用でき、シャトルバスを使ってレジャーを目一杯楽しめます。
そして、フロントにて「1デイ・スタジオ・パス」の購入が可能です。このチケットを入手すれば、当日はチケットブースに並ばずにそのままパークへ入場できます。
フロントで以下の物品の貸出サービスが用意されています。
- ブルーレイ・DVDプレイヤー(有料)
- CDラジカセ(有料)
- ベビーベッド(有料)
- アイロン/アイロンボード
- ズボンプレッサー
- くるくるドライヤー
- 外国製品用コンセント・変換アダプタ
- 電気スタンド
- バスタブ滑り止めマット
- 体温計
- 爪切り
館内施設の雰囲気
ホテル館内は派手さは無く、シンプルで落ち着ける雰囲気です。ビジネス、カップル、ファミリーでの利用にピッタリです。
10月の土曜日に宿泊した時のお客さんは、ファミリー6割・カップル3割・ソロ1割といった印象で、外国人旅行客は余り多く見られませんでした。
フロントからエレベーターフロアまでは若干距離があります。ブティック、バーそしてレストランを経て辿り着けます。
ホテルから外に出るためにエレベーターフロアからフロントロビーまで戻るのは大変と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。エレベーターフロアには夜10時まで解錠されている出入り口があるので、チェックインした後はそこから出入りできます。
客室フロアは清潔感があって夜間でも明るく、女性が安心して過ごせる空間です。
スタンダードツインの紹介
今回宿泊した客室は、通常ランクであるスタンダードツインです。なんと42平米もある縦長の、声が響くほどの広いゲストルームでした。 少し勿体ない気持ちになったものです。
白色を基調とした室内の壁紙は、改装してまだあまり時間が経っていないこともあり、とても綺麗でした。
入り口には大きな姿見
客室は縦長の作りで、入り口からベッドエリアにかけて通路があり、その途中にトイレ、クローゼット、洗面所、バスルームがあります。
入り口に入って直ぐのところに、大きな姿見があります。身だしなみのチェックがし易い 2メートルほどの高さがあります。
クローゼット
姿見の反対側にはトイレとクローゼットがあります。先ずはクローゼットからチェックしてみましょう。
ハンガーは4つあり、リブランド前のものが使われ続けているのでしょう、表面の塗装が剥げておりやや寂しい心持になります。ですが、機能には問題はないので良しとします。
ハンガー掛けのバーには、ハンガーの他に消臭剤が掛かっていました。
視線を下に向けると、靴ベラ、ブラシそして靴磨き用のシートが用意されていました。
スリッパは至って普通のスリッパです。
パジャマはワッフル生地で着心地は良好でした。セパレートタイプではありません。お子様がいらっしゃる際には子供用のパジャマが用意されるそうです。
パジャマの隣にはセキュリティボックス(金庫)が設置されていました。結構しっかりとした作りでした。
トイレ(レストルーム)
次はトイレを見てみましょう。
レストルームは上記のクローゼットと同様に黄色の壁紙が施されていました。室内壁紙の白色と黄色とではまた気分が違うものです。 天井が高いので落ち着きました。
トイレはTOTOのウォシュレットタイプで、各機能を壁に据え付けのボタンで操作します。音姫(トイレ用擬音装置)があり、プライバシーを守れます。
洗面所
次は洗面所を確認します。
レストルームやクローゼットと同じように、洗面所もスライド式のドアで仕切られています。プライバシーに配慮された作りで、例えば友人同士で泊まる際に音の面での心配が緩和されることでしょう。
一方で、洗面所とバスルームは一段高く作られており、通路との間に段差があります。暗くした室内で転んだりしないように注意してください。
トイレ、クローゼットを経て、次に洗面所があります。その右手はバスルームです。
1人につきフェイスタオルとバスタオルが1枚ずつ。 吸水性は良いです。
しかし、タオルが少ないことは残念です。
上の写真右奥にあるのがフェイスタオル、左手前がバスタオルです。タオル類はこれだけ。もう1種類は追加して欲しいものです。これでは一般のビジネスホテルと変わりません。改善が待たれます。
もう一つ惜しいところは、写真のフェイスタオルを見てください。タオル置き場が無く、洗面台に直に置くしかないのです。本当に残念なポイントです。
この時、タオルハンガーには既に2枚のバスタオルがあるので、バスタオルを目いっぱい寄せれば先ほどのフェイスタオルが掛けられるかなというところです。ここも改善を希望します。
洗面ボウルは四角形で、ホテルが目指している都会的なイメージが体現されているように思われました。一般的な丸型と比べて機能性は悪くありませんでした。
蛇口からの水の勢いは強く、冷水と温水のどちらも出ました。
洗面台の左手側にはコップが置かれていました。やや深い青色からのグラデーションが美しいですね。コップの下にソーサーが敷かれ清潔感があります。
ヘアドライヤーはパナソニックのイオニティ「EH-NE57」で、マイナスイオン機能付きです。
暗いため写真がブレてしまいましたが、洗面台の下に体重計が置かれていました。
バスルーム(浴室)
次に、横にあるバスルームをチェックしましょう。
ここでも残念ポイントがあります。泊まった部屋の問題なのかもしれませんが、ドアの締まりが悪いのです。
閉める時に力を入れないとドアのラッチ(ドアの側面にある出っ張り部分)が掛かりません。手や腕の力が弱い方だと、やや扱いづらいと思います。
浴室内は浴槽と洗い場が分かれています。どちらも大きく作られていて、大柄な男性でもストレス無く使えます。
シャワーヘッドのフックはスライド式で、ヘッドを好みの高さに調整して使うことが出来ます。シャワーの水圧は十分な強さがありました。
洗い場で使える洗面器と座椅子が用意されており、ご家庭のお風呂と同じ感覚でバスタイムが楽しめます。
写真に納まっていませんがいませんが、ここのシャンプーやボディーソープはコーセーのKNOLLが置かれており、香りが強くなく肌に優しいもので、シャンプーは髪のごわつきが無く洗い心地はとても良いものでした。
浴槽は本当に広く深さがありました。
身長180cm以上ある私が足をのばしてゆったりと湯船に浸かることが出来たほどの大きさです。なかなかお目にかかれない快適なバスタブでした。
一方で、メリットであるバスタブの深さはバリアフリーの点で少々気になりました。手すりがありますので、高齢の方はしっかりと握って入浴してください。
また、浴槽の底面には軽めの滑り止め加工がなされていました。
デスク周り
更に洗面所を出て奥に進みましょう。デスク、ソファー、そしてテレビがあります。全客室は無線・有線LANが完備されており、無料で利用出来ます。
デスクは横長で、試しに13インチのノートパソコンを置いて作業しましたが、十分なスペースがありました。デスク上の電気コンセントは3つあり、有線LANの差込口も一緒に備わっています。
有線LANケーブルはフロントで無料貸し出しされています。
デスク左側にはドリップ式のコーヒー、ティーパックの紅茶と緑茶が用意されていました。
椅子は合皮のもので、リブランド前から使われていたためか痛みが目立ちました。座り心地は可もなく不可でもなく至って普通。
デスク左下に冷蔵庫が設置されています。大きさはどのホテルでも見られる冷蔵機能のみのものです。
他のホテルでは通常机の上に置かれている無料のミネラルウォーターが見当たらないので少し探してしまいましたが、庫内にありました。
ホテル側が用意した飲料は水以外入って無いので、他で準備しましょう。
冷蔵庫の右隣にはティファールの電気ポッドとグラスがありました。
デスクから目線を右に移すと、 室内中央部に位置するテレビとソファーの空間です。
テレビ周辺
部屋が広いのでテレビが小さく見えますが、これでも43インチ型です。テレビ台の下にはスペースがあり、AppleTVやアマゾンのFireといった動画再生機器の置き場所に出来ます。
テレビは日立製の液晶テレビで、BSと地上波のどちらも映ります。背面にはHDMI端子があるので、AmazonのFire TVやstickが使えます。
Fire用の電気コンセントはテレビ台にあり、純正のUSBケーブルおよびアダプタであれば長さは足りました。
テレビ台横にはシャープ製の加湿機能付き空気清浄機がありました。もちろんプラズマクラスター機能が備わっています。
ファブリックソファーは2人で座るのに適した大きさです。硬さは程よく、長時間座っても苦にはならないでしょう。
ベッド
ベッドは幅120cm、長さ203cm で部屋と同様に広々としたものです。
ポケットコイルのマットレスとディベ(羽毛布団)スタイルのベッドで快適な眠りに誘われます。枕は内容が違うようですが、私は差異が分からず左右に並べてそのまま眠り込んでしまいました。
室温は空調温度を24度に設定して就寝しましたが、暑くて目を覚ますことなく朝までぐっすりでした。
客室からの眺望・空調・カーテンの遮光性について
最上階である11階客室からの眺望です。向かって左及び正面下の建物がグランドプリンスホテル大阪ベイ、右中央に見えるのがATCです。
部屋によっては夕刻に夕日が臨めるでしょう。
空調は1℃単位で調整が可能なタイプで、他に風量調整を行えます。
眠るときにはちょっと音が気になるかも。そこは個人差としておきます。
朝のカーテンの遮光性をチェックしました。
上の写真は肉眼で見た時に近い1枚です。幕下から若干光が見えますが、睡眠が妨げられる程のものではありません。遮光性能は良好でした。
アメニティ
アメニティ類は必要なものが一通り揃っています。ボディタオルは表面がザラザラしておらず肌触りの良いもので一安心。
歯ブラシは硬すぎないコシのある毛で、しっかりとブラッシングができ、1度の使用で捨てるには勿体無い作りです。
しかし、特に女性は注意を。乳液と化粧水が無いので持参してください。
クインテッサホテル大阪ベイの朝食
朝食会場はレストラン「Aimable」で、営業時間は6時30分から10時までです。
口コミサイトで両極端な評価があるのですが、内容を検証します。
*現在は、より衛生面を強化した形でのブッフェ方式で朝食が提供されています。
和風料理
先ずは、和風料理から一部紹介します。
円形上の棚には筑前煮、ひじき煮、小松菜のおひたし、さつま揚げ、かぼちゃ煮と和の料理が並んでいます。
続いて、納豆、里芋煮、野菜の煮物と野菜をふんだんに使った料理が続きます。
それから、梅春雨、だし巻き卵、こんにゃくと柚子の和え物、梅干しなどがありました。これらの料理は空になると同じ料理が来る場合と、違う料理が提供される場合とがあります。
素材本来の良さを活かした味付けで、どれも美味しくいただけました。
洋風料理
和風料理に負けず、洋風料理もたくさんあります。全部の紹介は写真数が膨大になるので、一部を見ていきましょう。
右に野菜のムース、中央にはパスタ、上には可愛らしいピクルスがあります。
今回はクリームチーズ、ブルーチーズ、カマンベールチーズの食べやすいチーズ3種類が盛り付けられていました。
豚のもも肉を使った生ハム である「ジャンボン・ブラン」。風味豊かで噛むごとに豚肉の旨味が口の中に広がり、とても美味でした。
サーモンのカルパッチョはオリーブオイルが効いて生臭く無くサッパリとしたお味でいただけました。
チキンとインゲンのラグーはフランスの煮込み料理です。こちらもクドく無い味付けで朝食として合っていました。
一口サイズのローストビーフ丼はちょっぴりワサビが入っていて大人の味でした。お子様には早い味かもしれません。乾燥やホコリから防ぐために密閉容器に収納されているのはポイントが高いですね。
左は瓶入りボイルドエッグ、右はパイで器上部を包んだカップビーフシチューです。パイ生地を割りながら食べるのですが、慣れていないので食べるのにやや苦戦しました。
シェフにその場で熱々のオムレツを作ってもらえます。私はオニオンとチーズ入りで作っていただきました。ホテルの朝食であったら嬉しいサービスの1つですね。
オムレツにスプーンをいれると、中からはトロトロのオムレツが顔をのぞかせます。
お子様メニューもあります
お子様向けに味付けされた料理や食器類も準備されています。大人でも食べていいそうですが、量が少ないので、お控えくださいとのことでした。
サラダや野菜
サラダ類も充実していました。生野菜は必須ですよね。
かぼちゃのマリネ、2種のキャベツの和え物、きゅうりとみょうがの和え物などなど。
きのこのマリネ、オニオンマリネなど後味がすっきりする料理の数々です。
フルーツやデザート
朝食ですが、しっかりとデザートを楽しめます。
この日、陳列棚のカットフルーツはオレンジ、グレープフルーツ、キウイ、ライチ。その隣にはフルーツポンチです。
ムースにワインゼリー、上段にパンケーキがあります。
左から、チョコレートケーキ、パウンドケーキ、上段にクロカンブッシュがあります。クロカンブッシュはフランス版シュークリームのことらしく、食べてみると確かにプチシューでした。
普段では聞きなれてない名称を使われると、くすぐったい気分になります。
クロッフルは絶対に食べよう
クインテッサホテル大阪ベイの朝食の目玉は何と言っても「クロッフル」です。
クロワッサン生地をワッフルメーカーで焼き上げ、ジャム・ソースやトッピングを乗せたスイーツで、外はカリカリ、中心に進むにしたがってフンワリ触感を楽しめます。
上の写真の右側がクロッフルです。贅沢に生クリームとチョコレートソース、もう1つにマンゴーとカラメルソースをかけました。
これを頬張る喜びは、素敵な1日の活力となることでしょう。また食べたいなぁ。
持ち帰り用のコーヒーサービス有り
宿泊者向けに持ち出し用コーヒーサービスがあります。レストラン入り口に専用台があるので部屋でコーヒーを楽しみたい方にとっては嬉しいサービスです。
クインテッサホテル大阪ベイの評価は?
クインテッサホテル大阪ベイはコスパの高い、満足できるホテルです。
クインテッサホテル大阪ベイの高評価ポイント
- 清潔感のある館内
- とても広い客室
- 各設備の大きな間取り
- バス・トイレ別、洗い場あり
- 大きく快適なベッド
- 充実したメニューの朝食と料理の味
- 豊富なシャトルバスの種類
- 無料の駐車場サービス
クインテッサホテル大阪ベイの残念だったポイント
- タオル類の少なさ
- 市街地・繁華街からの距離
- 近隣にコンビニや飲食店が無いこと
コメント