「GOOD NATURE HOTEL KYOTO(グッドネイチャーホテル京都)」は京都の河原町にあるホテルです。
過日、実際に管理人である私が宿泊してきましたので、客室・朝食・館内の雰囲気などの宿泊レビューをお伝えします。
グッドネイチャーホテル京都で使える限定クーポンやセールが行われることがありますので、チェックをお忘れなく!!
GOOD NATURE HOTEL KYOTOの概要
グッドネイチャーホテルは2019年12月に開業したホテルです。
京都の四条河原町にあるこのホテルは、複合商業施設の「GOOD NATURE STATION」の4~9階にあり、緑や木材を多数配した心と体に優しく、環境にも配慮した特徴を持ちます。
このホテルは環境や健康に配慮した建物として「WELL認証(WELL Building Standard TM)」のゴールドランクと「LEED認証」を取得しました。地球環境に優しいホテルということです。今後はこの点を意識してホテルを選択する流れが来るかもしれませんね。
上記認証の要素にも含まれるホテルエントランス・ロビーの広くゆとりのある構造、優しい雰囲気を醸し出す木材、京都の植生を再現したテイカカズラの大緑化壁などが心地の良い場を構成し、旅の疲れを癒してくれます。
住所 | 〒600-8022 京都府京都市下京区稲荷町318番6 |
電話 | 075-352-6730 |
チェックイン時間 | 15:00~ |
チェックアウト時間 | 11:00 |
客室数 | 141室 |
京都の奥座敷である貴船を模したロビーラウンジで一休みするのはこのホテルの楽しみ方です。ここではカカオ煎茶やカカオ紅茶がサービスドリンクとして提供されています
客室の種類
客室は全室がバスとトイレが分かれているセパレートタイプです。全141室のうち、ツインが120室(3名利用対応が30室、4名利用対応が15室)、ダブルが21室の構成です。
客室の種類 | 広さ |
---|---|
スーペリアツイン・ダブル | 28~35㎡ |
デラックスツイン | 35㎡ |
ガーデンビューテラス | 33~36㎡ |
デラックステラスツイン | 45㎡ |
デラックスコーナーツイン | 42~49㎡ |
デラックスグランドツイン | 52㎡ |
スペシャルルーム | 28~49㎡ |
河原町テラススイート | 53㎡ |
東山テラススイート | 68㎡ |
ザ・グッドネイチャースイート | 90㎡ |
家族・友人旅行で3名で利用の場合は「デラックスコーナーツイン」が適しています。
もっと広い客室である「デラックスグランドツイン」なら4人で宿泊が出来ておすすめです。
カップルでの利用はどの客室も満足できるでしょう。
2023年11月にホテルラウンジが増設されました。下記の客室に宿泊する方だけが利用できます。
下記リンク先の楽天トラベルガイドで写真付きで紹介されています。ぜひご確認ください。
- グッドネイチャースイート
- 東山テラススイート
- 河原町テラススイート
- デラックステラスツイン
- ガーデンビューテラスツイン
- ガーデンビューテラスダブル
- デラックスコーナーツイン
- テラスサウナルーム
立地・アクセス
ホテルは京都の繁華街である四条河原町にあります。ホテルが入るグッドネイチャーステーションは、隣接する高島屋と3階の連絡通路で繋がっており、行き来に非常に便利です。
例えば高島屋でスイーツや総菜を買ってきて室内で頂くなんてことが手軽に出来ます。
もちろん、グッドネイチャーステーション1階ではテイクアウトメニューが各種揃っています。濃厚なソフトクリームがおすすめです。
グッドネイチャーステーションも美味しい料理や食べ物がいっぱいなので、利用してね(配慮)。
- 車の駐車場はありますか?
-
GOOD NATURE STATION駐車場が利用できます。1泊3,000円(当日13:00~翌日13:00)です。詳細は公式のアクセスページをご覧ください。
- 駐輪場はありますか?
-
無料の駐輪場があります。上記の公式アクセスページをご覧ください。
ホテルフロントまでの道のり
ホテルフロントのある4階は、エレベーターでのみ辿り着けます。
グッドネイチャーホテルへ行くために、グッドネイチャーステーションからエスカレーターで行けると思いがちです。
しかし、ホテルと併設するグッドネイチャーステーション内のエスカレーターからは3階までしか行けません。エスカレーターで2・3階まで昇り、そこからホテルに向かう場合は各フロアにあるエレベーターから4階に上がりましょう。
1階から真っすぐにフロントに向かう場合は、グッドネイチャーステーションの入り口に向かって左側に、ホテルフロントに繋がるエレベーターの入り口があります。
細い通路を通ってエレベーターホールに向かいます。
ほどなくエレベーターホールに到着します。ここから4階へ上がりましょう。なお、この隣には朝食会場でもあるレストラン「ERUTAN」があります。
エレベーターが混みやすいのはマイナスです。
このエレベーターはグッドネイチャーステーションとホテルの共用です。それなのに2基しか無いため、混雑時は非常に待ちます。セキュリティ上、1~3階から客室フロアに上がる時は必ずフロントのある4階に泊まる設計になっているために、余計に混みあいます。心してください。
共用にするなら3基は欲しかったです。
スーペリアダブルの紹介
今回宿泊したのは、一般的な客室の「スーペリアダブル」です。
ホテルは中庭が吹き抜けのロの字型です。モノトーン調の客室廊下が客室へ誘います。
ドアノブは大きな卵に似た珍しい形状です。
各部屋は中庭か外側に向いており、宿泊したスーペリアルームは外側(高島屋の駐車場)に向いた部屋です。9階ということもあって、外からの音は殆どありませんでした。
室内は長方形です。フローリングや洗面台には天然木が使われていて、経年による風合いの変化が楽しめます。宿泊した時は出来てから3年も経っていないので若い印象の室内ですが、5年10年と経てばまた違ったレビューとなるでしょう。
クロスには和紙のような素材が使われ、そこに様々な花があしらわれています。今回の部屋では桜が描かれていました。季節外れのお花見が楽しめました。
ワードローブの代わりにハンガーラックが備えられています。28㎡の室内ですから、収納家具を置いてしまうと狭くなってしまいますのでベストな設計です。
ハンガーフックにかけられたバッグは、1~3階のグッドネイチャーステーション内の買い物で使えるショッピングバッグです。天然素材が使われた強度のあるしっかりとしたバッグです。部屋に備え付けの備品なので持ち帰ることはできませんが、同じものが1階で販売されているので、気に入った場合はお買い求めください。
スリッパはフカフカで履き心地は良しです。裏面の滑り止めがしっかりと効いていて、機能性が非常に高い一品です。使い捨てでは惜しいので、持ち帰って使ってください。
ハンガーラックの棚には食器類がまとめられています。マグカップはホテルロゴがデカデカと配されてインパクトは大。これはホテルで売っていたのだろうか。
その下段は、無料サービスのミネラルウォーターとバルミューダ製の電気ケトルがあります。
公式サイトでマグカップが売っていました。
さらには、カトラリー・栓抜き・グラス・アイスペールが並びます。
1階の「GOOD NATURE MARKET」でテイクアウトメニューが販売されていて、室内にある注文票を見ながら内線電話を使って料理を部屋まで届けてくれるサービスがあります。
その料理を室内でいただく際に、上記のカトラリーなどが役に立ちますよ。
ハンガーラック下部の引き出しには、ランドリーサービスの注文票、パジャマ(ナイトウェア)、そしてセキュリティボックスが収まっていました。
このセキュリティボックスの取っ手が黄金色であるものは初めて見ました。珍しい?
一般的には黒かシルバーなのに、金色は初めて見たので驚きました!!それだけです。
パジャマは上下に別れたセパレートです。
柔らかい二重ガーゼ素材を使って心地よい肌触りです。茶色の縁取りがワンポイントになっていて良き。グッドネイチャーステーションのオンラインショップで販売もしています。
ウェットルームの仕切りドアは、姿見の役割としても機能します。
空間を広く使うため、洗面台は居住スペース側に設置されています。
洗面台の鏡は金属フレームにはめ込まれた形で軽やかな印象です。洗面ボウルは高さがあるので、跳ね返り水がこぼれにくい設計です。
椅子は丸形の愛らしさがあります。
引き出しには鏡があります。
ドライヤーはテスコム製の「Nobby NIB3000」です。風量が強くてばっちり乾きます。
ティーアメニティは後述します。その隣にはタンブラーが用意されています。各フロアにあるウォーターサーバーで給水するために使うものです。プラスチック削減のためのサービスとのことで、将来的にはペットボトルのミネラルウォーターの提供は無くなるかもしれませんね。
冷蔵庫はドメティック製のもの。中に入っているのはウェルカムスイーツです。内容についてはこの後ご紹介します。
ソファとテーブルのセットはゴロリと寝転んで過ごせるほどの大きさがあります。
液晶テレビはSONYのブラビアです。サイズは40インチぐらいだったかな。側面のHDMI端子にFireTVなどの接続および配信動画の再生が出来ました。ベンチの下に電源コンセントがあるのでそちらを使ってください。
BOSEのBluetooth対応スピーカーは小さいながらも低音がしっかり出ていて迫力があります。「ホテルオークラ京都岡崎別邸」でも同じものが使われていました。
高級ホテルのお墨付きのスピーカー?
ベンチには宿泊施設専用の情報誌もあって京都の観光情報の収集に役に立ちます。
備え付けのタブレットはエアコンや照明を操作できます。「ザ・サウザンド京都」などの同じ京阪グループのホテルに採用されているものと似ています。
これに組み込まれている「快眠照明システム」は就寝前・起床直前の照明環境を調整してくれるので、快適な眠りと目覚めが期待できます。
先ほどのタブレットを使い、時間帯に応じてダウンライトと間接照明を過ごし易い光量に簡単に調整出来て好印象です。
ベッドのマットレスはそこそこの反発があって寝返りが打ちやすく、掛け布団は軽いので寝心地はとても良いです。
シェードランプも調光出来ます。ベッドボードの両端にはUSBジャックと電源コンセントを完備でスマートフォンの充電に便利です。
さり気なくベッドボード上部に網細工が施されていて高級感があります。
次はウェットエリアのご案内します。
仕切りドアを開くと、トイレとバスルームに繋がります。
トイレはTOTOのウォシュレットです。フタの自動開閉機能こそありませんが、そこそこの多機能タイプです。
バスルームは洗い場があり、広めの設計です。とても清潔感があってお風呂タイムもしっかりと楽しめます。
シャワーの水圧はやや弱めに設定されています。環境に配慮した建物の評価制度である「LEED認証」を受けているためです。
自然環境に配慮したホテルであることがここでも確認できました。
バスアメニティは「NEMOHAMO」という独自ブランドです。素材は全て自然由来の成分で、製造工程において全て再生可能エネルギーを使い、環境負荷を限り無く抑えた製品です。
浴槽の奥行きは比較的大きく、多くの人は足をほとんど曲げなくても浸かることが出来るでしょう。
全客室にレインシャワーが備わっています。こちらも少しだけ水圧は弱めです。
浴室の一面はガラス張りで窮屈さを感じさせない作りです。一方で、外から浴室が見えてしまうので、気になる方もいるかもしれません。
洗面台側のガラスはブラインドで隠せます。ただ、ブラインドはロックが固くて仕舞うのが大変でした。浴室入口のガラスドアについては初めごろに紹介した仕切りドアを閉めておけば内側は見えません。
以上がスーペリアルームの紹介でした。
アメニティ
GOOD NATURE HOTEL KYOTOのアメニティを紹介します。
グッドネイチャーホテル京都のアメニティは下記の通りです。
- 綿棒・コットン
- ミネラルウォーター
- バードフレンドリーコーヒー
- 日本茶
- 紅茶
- ウェルカムスイーツ
ティーアメニティのコーヒー・お茶は自然環境に配慮したものです。特に日本茶は、グッドネイチャーステーション内のスイーツショップ「RAU」のスイーツ製造工程で出る「カカオの殻」を配合しており、カカオの風味と油脂によるコクが楽しめます。
ホテルのタオルは100%オーガニックコットン素材、全工程を風力発電で作られています。旗触りはとてもやさしいものでした。
そして上の写真の通り、無料のアメニティとしての「歯ブラシ・シェーバー・ヘアブラシ」は脱プラスチック・環境保全の取り組みにより、2022年4月から客室には置いていません。
自身で持ち込むか、ホテルフロントで販売しているものをお買い求めください。
私は普段から洗面用具を持ち歩いています。皆様もこの機会の見直しを推奨します。
お待ちかね、ウェルカムスイーツはグッドネイチャーステーションのスイーツショップ「RAU」のものです。
今回は「Nami-Nami」と名付けられたクリームサンドサブレ(抹茶)でした。サクサク生地にしっとりしたクリームをはさんだ食感が楽しいお菓子です。お店で販売しているので確認してみてくださいね。
宿泊日によって内容は変わるようなので、お楽しみに。
GOOD NATURE HOTELの朝食
グッドネイチャーホテル京都の朝食は2種類あります。1階のレストラン「ERUTAN」のビュッフェスタイルと、4階のレストラン「Hyssop」のプレートスタイルです。
Hyssopで朝食を
今回は”Hyssop”を選択して宿泊予約をしていましたので、そちらで朝ごはんをいただきました。
Hyssopは、ホテルフロントと同じ4階のエレベーターホールの側にあります。
木材を多く使いアースカラーの色調で整えられた店内は、寝起きの自分には心地よい場所でした。ゆったりとしたせわしくない時間が流れます。
” Hyssop Breakfast Plate ”は、お米ペーストで作ったワッフルに無添加ベーコンと目玉焼きをのせて・自家製グラノーラ・フルーツ、ナッツとチーズの盛り合わせ・サラダ・搾りたてオレンジジュース・コーヒーのセットです。
ヴィーガンの方には、ワッフルに載せる具材を「豆乳バターでソテーしたほうれん草とマッシュルーム」が変更することが可能でき、そちらをおすすめします。
ワッフルは、表がカリッとした生地でありつつ中はもっちりとしていて、どんどんフォークとナイフが進む美味しさです。メープルシロップとベーコンを和えても不思議と合っていて新しい発見でした。
サラダはドレッシングとさつまいもの甘さが特徴的でした。上に乗っている花は食べられます。というより店員さんに聞かず食用花だと勝手に得心して食べてしまいました。
コーヒーはおかわりが出来ましたので、2杯もお願いしました。
最初は少し足りないかもしれないと思っていましたが、食べ終わってみると十分に満たされ杞憂でした。体に優しい感じがして、心の充電も満タンです。単品での料理の注文が可能なので、もう少し食べたい方は追加で他の料理をお楽しみください。
ERUTANで朝食を
1階のレストラン「ERUTAN」では、ビュッフェ形式の朝食が提供されます。
席の間隔が適度にとってあり、テーブルには消毒液もあって安心感があります。
野菜を主軸として、素材の良さを活かすシンプルな調理法で体に優しい料理が揃っています。旬の食材を多数取り入れており、行く度に変化が楽しめる朝食ビュッフェです。
朝食後は通常のレストランとして営業します。今回はランチで利用させてもらいました。
料金がお手頃なランチの利用も朝食と同様におすすめします。上記は「エルタンランチ」を注文した時のものですが、素材の旨味がありありと感じられる、非常に凝った作りの品々をいただけました。
それぞれ京都の野菜が取り入れられており、特に冬瓜やふき自体の瑞々しさとクセをそのまま活かした料理は噛みしめる毎に驚きを覚えられる独特の味わいでした。
ERUTANをランチやディナーで利用する時は混雑しますので事前予約がおすすめです。
グッドネイチャーホテル京都のまとめ
グッドネイチャーホテル京都は自然との調和・共生に重きを置きつつも、ホテルは人にも優しく接することが可能だと体験させてくれる場所でした。街の中心に位置しながら、喧騒を感じさせない穏やかな空気感が心や体を癒してくれます。
ホテルの設備・快適さ・接遇サービスはどれも高く、ほぼ宿泊体験は満点に近いです。全室バストイレ別のセパレート、28㎡以上の広さを備えており、あとは好みの客室タイプを選ぶだけです。費用と相談しながら客室を予約すれば、きっと満足できる滞在が叶うでしょう。
一人旅、カップル、家族連れ、友人との旅行など様々な人たちが宿泊していました。万人に適したホテルでした。
グッドネイチャーホテル京都で使える限定クーポンやセールが行われることがありますので、チェックをお忘れなく!!
日毎やプラン毎の最安値を調べるなら、キャンペーンや特典が豊富な一休.comの最安カレンダーが便利です。
\ ポイント即時利用可能/
- 街中でありながら自然を感じられる癒しの空間体験
- さりげなくも丁寧な接遇
- 設備の整った上質な客室
- 体を労れる朝食
- 朝食時のエレベーターの混雑
- グッドネイチャーホテル京都の朝食について教えてください。
-
朝食はビュッフェ形式とプレート形式の2種類があります。ビュッフェは1階のレストラン「ERUTAN」、プレート朝食は4階のレストラン「Hyssop」で提供されます。詳細は「グッドネイチャーホテル京都の朝食」をご覧ください。
- グッドネイチャーホテル京都のアメニティについて教えてください。
-
アメニティは有料のものと部屋に備え付けのものと2種類あります。詳細は「グッドネイチャーホテル京都のアメニティ」をご覧ください。
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