「node hotel(ノードホテル)」は、京都市中京区にあるホテルです。
管理人が実際にスーペリアツインルームに宿泊しましたので、客室、朝食、アートな空間を中心に宿泊レポートをお伝えします。。
この記事で分かること
- アートギャラリーに住んでいるかのような非日常の宿泊体験について
- ノードホテルのこだわりの調度品や設え
ノードホテルの概要
ホテルの特徴
1階にレセプション、カフェダイニング、バー、2階以上が客室で構成された、全25室のコンパクトホテルです。基調色であるグレーは穏やかな空気を生み出す一方で、館内の調度品を引き立てています。
下の写真は、レセプション・ロビーからバーまでを撮影したものです。各所にアートが展示され、煩くなく見事に調和しており、ホテル全体がまるで現代美術館のようでした。
館内を美術館に見立てたかのようなホテルは京都市に続々と登場しています。「ホテルオークラ京都岡崎別邸」、「ギャリア二条城京都」ではホテルエントランスから客室まで随所に美術作品が展示されており、ノードホテルと似たような宿泊体験が叶います。
“アートコレクターの住まい”をコンセプトにしたホテルで、館内の至る所に絵画、家具や装飾品が置かれ、他のホテルではあまり見かけない独特の空間を演出しています。
フロントロビーまでアート展の様相です。
客室の種類は以下の通りです。宿泊料金は平日は約1万円(シングルルーム、食事なし)からです。
住所 | 〒604-8225 京都府京都市中京区西洞院四条上ル蟷螂山町461 |
電話 | 075-221-8800 |
客室数 | 25室 |
チェックイン時刻 | 15:00~24:00 |
チェックアウト時刻 | 11:00 |
部屋数は25部屋と少なく、スモールホテルと呼んで差支えは無いでしょう。人との距離を自然と取れる規模のホテルはこのご時世に適していると思います。
客室の構成は以下の通りです。
- シングル(11㎡)
- モデレートダブル(18㎡)
- ステアダブル(24㎡)
- スーペリアツイン(28㎡ 今回ご紹介する部屋)
- ラージダブル(29㎡)
- ジュニアスイート(56㎡)
1階の奥がカフェダイニングとバーです。朝食・ランチ・ディナーはこちらで頂きます。
宿泊予約サイトの一休で宿泊予約をしたプランにはウェルカムドリンクが付いていたので、カフェラテを注文しました。
なお、一休.comのダイヤモンド会員だと会員特典も利用できます。
いい感じにカップに光が当たっていたので、一眼レフカメラを取り出して撮影していると、ラテアートが崩れていることに気づいたスタッフさんが恥ずかしがっていたのが印象的でした。スタッフの皆さんは気配り上手で気さくでした。
アクセスと駐車場
ノードホテルは京都四条烏丸エリアに位置し、地下鉄烏丸線から北西へ徒歩8分程度の場所にあります。
- ノードホテルの住所は?
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〒604-8225 京都府京都市中京区西洞院四条上ル蟷螂山町461
祇園祭の際に、山鉾「蟷螂山(とうろうやま)」が付近を巡行するそうで、その山鉾を眺められる部屋があるとのことです。祇園祭を目標とする場合は予約前にチェックしておくとベストです。
- 駐車場や駐輪場はありますか?
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駐車場や駐輪場はありません。ホテル周辺にはコインパーキングが複数あるので、そちらを利用しましょう。なお、ホテルに連絡すると、近隣の駐車場を紹介いただけます。
ホテルアメニティ
ホテルアメニティは以下のものが用意されています。
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディーソープ
- フェイス・ハンドソープ
- フェイスタオル
- バスタオル
- 歯ブラシセット
- ヘアブラシ
- 綿棒
- コットン
- かみそり
- ドライヤー
- スリッパ
- ルームウェア
- 消臭剤
バスアメニティには、リゾートホテルやシティホテルのスイートルーム等で見かける、南フランスの「ARGAN(アルガン)」シリーズが採用されています。様々な果実の匂いを合わせた上品かつ強めの香りで、非常に気分が落ち着きます。
スーペリアツインの紹介
滞在した部屋は、303号室です。
301から304号室は西洞院通り側の部屋で、305から307号室は反対のマンション等の住宅地側です。
客室廊下までもがアート空間になっています。照明によって明暗がコントロールされていています。カーペットに浮かぶひし形はそれの柄では無く、照明によって作り出されたものです。
壁の窪みにはそれぞれアート作品が並べられています。廊下の往来でも楽しませてくれます。
それでは、客室内を見ていきましょう。
部屋もモノトーン調の設えで、ホテルの精神が息づいています。コンクリート打ち放しの窓側、フローリングの床とそれぞれ異なった素材が組み合わさって独特の雰囲気です。
この空気感を保つため、テレビはどの部屋にもありません。
グレーに塗装された部屋はやや重く感じるかと思いきや、ぬくもりの感じる家具や調度品によって塩梅がよく寛げました。
日中においてもやや暗がりの室内に、ベッドサイドランプの明かりが柔らかい陰影を作り出してくれます。これも芸術でしょうか、光の。
寝具のデザインは見た目が素敵なだけではありません。掛け布団は薄いながらも保温性は抜群で、軽い!宿泊した時は春の初め頃でまだ暖房が必要な時期でしたが、寒く感じること無くこれ1枚で安眠できました。
暗闇の中だと、がらりと雰囲気が変わります。昼間と夜とでは違った味わいの出る、一度泊まると二度美味しい客室です。
ベッドの向かい側にはデスクとキャビネット、その奥にはクローゼットエリアです。
ルームウェアはしっとりとした肌触りの良い布地で出来たワンピースタイプです。
デスク周辺には室内を快適に過ごすために選ばれた備品が揃っています。デスクは作業するには十分な広さが確保されていました。なお、画面奥のカメラは私の持ち物です。
AM/FMラジオ対応Bluetoothスピーカーは京都のラジオのエアチェックに使える!!と期待したのですが、室内の電波の受信環境が悪くて楽しむことが出来ませんでした。もっと上の階なら上手く電波を掴めたのでしょうか?
電気ケトルはバルミューダ製でドリップコーヒーに最適です。期待して下のキャビネットを確認してみましょう。
ありました!!アメニティとして、京都小川珈琲のドリップコーヒーと宇治茶の老舗「通圓」のティーバッグが用意されていました。これで美味しいコーヒーをドリップしてください。
下段には冷蔵庫があり、水が準備されていました。
そして目を引くのは座面が三角形の椅子です。見た目に反してどっしりと重く安定感がありました。座り心地は好みが分かれるところでしたね。インパクトはあるけど、家には置けないかな。
デスク収納には、これまた一癖ある鏡と普通の金庫が収納されていました。
デスクの脇には、姿見とストーブのような機械が鎮座していました。
これ、加湿器なんです。電源スイッチを押すと、天に向かって伸びた管からミストが噴き出します。このタイプの加湿器は初めて使ったので、物珍しさから数分間眺めたものです。
次はウェットエリアを見ていきます。
ウェットエリアは思いの外余裕のある間取りです。小さな段差に注意です。
壁の端から端まで配置された大きな鏡のためでしょうか。それとも、ドライエリアよりもやや明るいグレーの色調のためか、圧迫感を感じさせません。スーペリアツインは水回りが広く設計されているおかげですね。
アメニティ類は洗面台の上に用意されていました。下にはタオル類とドライヤーが置かれていました。
ドライヤーはNobby製で、風量が強くて髪を素早く乾かせます。
シルバーの衣類掛けはそこにあるだけで何故か格好良いものに見えてしまうから不思議です。
トイレはTOTOの新しいタイプが使われていました。
その横の窓にはブラインドが掛けられており、そこから漏れ出る光が何とも言えない趣を醸し出していました。青か、鼠色なのか、白なのか、不思議な色合いです。
洗い場付きのバスルームです。洗い場と浴槽が備わっている点が、他の部屋との大きな差異でしょう。ゆったりとしたバスタイムを満喫するならスーペリアツインがジュニアスイートをお勧めします。
大きな浴槽は深さがあり、背もたれ部分には傾斜があって、ちょっと足を曲げる程度で肩まで浸かることが出来ました。これなら大柄な人でも満足できるでしょう。
ノードホテルの朝食
朝食は1階のカフェダイニングで提供されています。
“farm to table”のコンセプト通り、地元京都の食材を使った洋朝食が提供されています。見た目だけでは伝わらないのですが、どの料理も非常においしく、食材の質の高さに驚かされました。
スクランブルエッグだと卵自体の味の濃さが口いっぱいに広がりました。スモークサーモンは噛んだ時の弾力、フルーツは引き締まった果肉とそのみずみずしさが楽しめたのです。
クロワッサンのパリパリの表面はちょっと食べ辛かったですが、生地にはバターが潤沢に練りこまれていて、風味豊か。コーヒと相性が抜群でした。
最初に見たときはちょっと少ないかなと感じましたが、思いの外満腹になりました。いやー、満足。宿泊時には、朝食をつけることを是非おすすめします。
宿泊者向けの朝食時間帯後には、一般客も利用できるカフェやランチの提供が始まります。お昼ごはんを食べてから出発するのもいいですね。
ノードホテルのまとめ
アートに囲まれて過ごす、これまでにあまり無かった新しい体験を得られるホテルでした。館内の作品は随時変わるそうなので、泊まる度に違う表情が楽しめるそうです。
館内設備・室内設備は他のホテルには無い、独自性のあるこだわりが随所に反映され、好奇心が満たされる体験が叶います。
宿泊価格に比してどれも品質が高く、その中でも特に食事は気に入りました。新鮮な京都の食材が活用されていて、朝ごはんの品々はどれも美味。
最近のホテルステイでは、部屋の中で過ごす時間が増えていると思います。様々な趣向のホテルが誕生する中、多数のアーティストの作品から刺激を受ける滞在には、”ノードホテル”が最適な選択の1つとなります。
- アートに囲まれた独特な宿泊体験
- フレンドリーなホテルスタッフ
- チェックイン・チェックアウトの時間は?
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チェックインは15:00~24:00まで、チェックアウトは11:00です。
- ホテルのアメニティについて教えてください。
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シャンプー、コンディショナー、ボディーソープや歯磨きセットなど基本的なものの他、リゾートホテル等で採用されている「ARGAN(アルガン)」シリーズが用意されています。ノードホテルのアメニティ詳細でご確認ください。
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