ドーミーインPREMIUM大阪北浜は、 株式会社 共立メンテナンスが運営するチェーンホテルです。オフィス街である大阪の北浜にあり、辺りは静かで治安も良く、旅の疲れを癒すのに適したホテルです。
2019年の11月にダブルルームの宿泊でお世話になりましたので、素敵なこのホテルをご紹介します。
ドーミーインPREMIUM大阪北浜のおすすめポイント
- 大阪の街の中で温泉に浸かれる
- 交通アクセスは比較的良好
- 衛生的な朝食の提供
ホテルの概要
大阪のドーミーインとして7棟目となるこのホテルは、2018年11月にオープンしました。
住所 | 〒541-0043 大阪府大阪市中央区高麗橋1丁目6−7 |
アクセス | 大阪メトロ堺筋線北浜駅4番出口から徒歩1分 |
駐車場の有無 | 近隣にコインパーキング有り |
施設 | ・大浴場・ 湯上り処(13F)・男女別サウナ付き大浴場(13F) ・ランドリーコーナー(13F)・自動販売機コーナー(1F、7F、13F) ・喫煙ブース(1F、7F) ・レストラン(1F) |
部屋数 | 158室 |
部屋の設備 | ・液晶テレビ・サータ社製ベッド(一部エアウィーヴ)・エアコン(空気清浄機付)・温水洗浄機能付トイレ ・BS放送(無料)・CNN英語放送(無料)・セーフティボックス |
インターネット対応 | 全室無線/有線インターネット接続無料 |
アメニティ | ・バスタオル/フェイスタオル ・バスマット ・シャンプー/コンディショナー ・ハンドソープ/ボディーソープ ・電気ケトル ・ドライヤー ・ブラシ ・綿棒 ・ヒゲソリ ・歯ブラシ ・消臭スプレー ・部屋着/スリッパ ・ハンガー ・お茶セット ・グラス ・メモ用紙/ボールぺン |
現地決済可能なカードブランド | VISA・JCB・American Express・Diner’s Club・UC・DC NICOS・Master Card |
チェックイン時刻 | 15:00 |
チェックアウト時刻 | 11:00 |
電話番号/FAX | 06-6201-5489 / 06-6201-5557 |
立地・アクセス・周辺環境
交通の便は良好
公共交通機関の交通アクセスは良好です。
地下鉄堺筋線「北浜」駅4番出口より徒歩約1分、京阪本線「北浜」駅徒歩約4分、地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅8番出口より徒歩約9分 の場所に位置し、各方面に移動するのが容易です。
https://goo.gl/maps/Pz28Hdvf7jPeqmw79徒歩約20分で中之島、約30分で大阪城
ホテルから真っ直ぐ北に歩くと中之島公園に、東に歩くと約30分ほどで大阪城に行けます。食事後の腹ごなしの散歩や朝の散策に丁度良い距離です。
ビジネス街にあり静かで落ち着いた環境
周辺はオフィスが立ち並び、通りから内に入った場所にあるので、都会の喧騒は感じられません。
一方で、周辺に小さな飲食店やコンビニはありますが、他の商業施設からはやや離れています。必要なものは前もって準備することをおすすめします。
駐車場は有料のコインパーキング
ホテル側が用意している駐車場は無く、近隣の有料コインパーキングを利用することになります。空きが少なく街のど真ん中なので料金設定は高めです。
フロント、館内施設および雰囲気
フロントロビーや館内の雰囲気
フロントロビーは広くはありませんが、窮屈に思うこともありませんでした。
チェックインの手続き中に渡されたおしぼりは、寒い中で悴んだ手を温かくほぐすことが出来、とても嬉しいサービスでした。
2018年11月16日に開業されたこともあり、館内はとても綺麗です。落ち着いた色合いの内装はビジネスや旅行で疲れた身体に心地よい印象を与えます。
大浴場のお湯は生駒西村温泉の運び油
ビジネスホテルの人気施設である大浴場ですが、ここの内湯は生駒西村温泉(四条畷)から運ばれてくるお湯、 泉質は「単純弱放射能冷鉱泉」で、微量の放射線で新陳代謝を活性化してくれるそうです。大阪市内の13階で温泉が楽しめるとはなんとも贅沢な話です。
お風呂は内湯と外湯の2種類があります。外湯の湯船では黄色いアヒルが数羽泳いでおり、よく見てみるとスタッフさんの遊び心が感じられました。ご利用の際は手に取ってみてください。
サウナも完備しており大浴場設備について文句の付け所がありません。
ラウンジサービスが魅力
ラウンジサービスが充実しています。
夕方から夜にかけて短時間ではありますが、アルコール類などの飲み放題サービスが行われています。
それが終わると、次にドーミーイン名物の醤油ベースのラーメンである「夜鳴きそば」がラウンジにて振舞われます。提供時間は感染症対策として随時変わりますのでホテルにて確認をお願いします。
この時間に間に合わなかったとしても、代わりにカップラーメンの「ご麺なさい」を頂けます。夜食の心配は無用ですね。
エレベーターはセキュリティに配慮
エレベーターはルームキー(カードキー)を黒いカード読み取り機にかざすことで任意の階数ボタンを押せるようになる仕組みです。これにより、一定のセキュリティは確保されています。
ダブルルームの紹介
今回宿泊した部屋は禁煙のダブルルームです。他にもクイーンやキングといった部屋が用意されています。
部屋の種類 | 部屋数 |
---|---|
ダブル | 113室 |
クイーン | 3室 |
キング | 11室 |
ツイン | 31室 |
クローゼットや姿見
部屋の入口付近にはクローゼットと姿見がありました。姿見は全身をチェックするに十分な高さです。
姿見の反対側は収納スペースです。上段に荷物置き、中段にハンガー掛け、下段にスリッパが備えてありました。消臭剤もしっかりと揃っています。
スリッパは洗って何度も再利用されるウォッシャブルスリッパです。多くのホテルで使われている白くて薄いスリッパよりも断然履き心地は上です。
洗面所
奥に進むと、洗面所が横手にありました。洗面所、トイレおよびシャワールームがそれぞれ独立した3点独立式が採用されています。
広いとは言えない空間に必要最小限の設備やアメニティが揃っています。
洗面所にあったタオルはフェイスタオルですが、欲を言えば余分にもう一枚か若しくはハンドタオルがあると嬉しかったです。
左隅にはコップとドライヤーが置かれていました。ドライヤーは多くのホテルが採用してるパナソニック社製の「ionity EH-NE18」です。
洗面台の下を見てみると、左側には冷蔵庫、右側にカップと電気ケトルの入った物入が配置されていました。
理にかなった配置です。音の発生源の1つである冷蔵庫を寝室から遠ざけ、尚且つ飲料など主に液体を扱うのですから洗面所直下に据えられているわけです。
ただ、飲み物をカップに注ぐ際の作業台が無い点は些か残念です。先ほどのドライヤーを動かして、その空間を作業スペースとすることで代用しました。
冷蔵庫の隣にある収納棚にはマグカップ、グラス、電気ケトル(ティファール社製)、ドリップコーヒー、ティーパックの緑茶が用意されていました。
トイレ
トイレは洗面所の反対側にありました。ドアで仕切られており、開けると目の前にトイレ、中に少し入って左手にはシャワールームです。
トイレ内にシャワールームへ通ずるドアがあるのは面白い作りです。1人で宿泊するので全く問題は無いのですが、2人だとちょっと気になるかもしれません。
トイレの傍に非常時用の水のタンクが設置されており、宿泊客の安全を考えてくださっている企業の姿勢には安心感を覚えます。
TOTOのウォシュレットトイレで、必要最小限の機能のものでした。といっても、新しい製品なので性能面では全く問題は無いです。
シャワールーム
先にお伝えしたように、13階に大浴場があります。そのためでしょう、ダブルルームの浴室には浴槽が無くシャワーのみです。
シャワーを浴びるだけの空間しかありませんので、大浴場を利用されない方には少々不満が残るかもしれません。他の部屋(おそらくキングやクイーン)はユニットタイプが用意されているようなので、それを希望される方はダブルルーム以外の部屋を予約しましょう。
アメニティについては後半で紹介します。
次に寝室を案内します。
寝室は今まで見たきた設備と扉で仕切られています。この作りのおかげで、廊下や冷蔵庫の音によって睡眠が妨げられません。
デスク周辺およびテレビ
照明を目一杯明るくしてみましたが、それでも部屋は若干暗いです。
寝室に入って右側がデスクです。
上の写真のデスク下にあるスツールがデスク用の椅子です。ベッド側に一人掛け用の背もたれのある椅子があるので、それのオットマン代わりとしても利用できます。
ホテルの備品は机の右側に纏めて置かれていました。
さらに右側の壁にはコンセント類とデスク照明のスイッチがありました。この部屋はコンセントが豊富で機器の充電や電化製品の使用に困ることありません。USBケーブルさえ持っていればスマホの充電も可能です。
デスクの左側にはテレビ、右側には先ほどの備品類があるため、実際の作業スペースは中央部分です。13インチノートパソコンを開いて作業する分の奥行きやマウス操作のためのスペースは確保出来ました。
パナソニック社製の、おそらく32インチ液晶テレビでは、館内情報および無料wifiのSSID・パスワードが確認出来ます。
この写真の場合だと、背面左側にHDMI端子があるので、持参したアマゾンのFireTVやGoogle Castを接続することで様々なコンテンツが楽しめます。
無料wifiはPrime videoをHD画質で楽しむのに十分な回線速度があり、問題無く楽しめました。一方で、少々困った事に気付いたのです。
それはテレビとコンセントの距離があることです。尤も、部屋の構成によっては全く問題は無いかもしれません。
今回のダブルルームにて、FireTVをテレビに繋げて給電のためプラグを挿そうとした時に、手持ちのUSBケーブルでは長さが足りませんでした。今回は予備のケーブルを持っていなかったためモバイルバッテリで対応しましたが、宿泊の際には、お気を付けください。
テレビの下には金庫、さらに下の引き出しにはバスタオルとボディタオルが収納されていました。大浴場に向かう際にはこちらのボディタオルを持っていくことになります。
ベッド
デスクの反対側にはベッドとチェアが配置されていました。
ベッドの横には照明のスイッチとコンセントのパネルが配されていました。就寝時にスマホを傍に置いて充電が出来ます。
ベッド横の棚には電波時計、ティシュー、懐中電灯が置かれていました。
ダブルベッドはサータ社製、 ベッド幅は1,400mm×1,950mmです 。 ほどよいマットレスの硬さで、しっかりと睡眠がとれました。
カーテンの遮光・空調など
カーテンの色合いは落ち着いたホテルの設えに合ったもので、くつろげる空間作りに一役買っています。泊まった部屋からの眺望は隣のビルが見えるだけなので割愛して、カーテンの遮光性能を確認すべく写真を掲載しています。
これは誤って黒一色の画像を挙げたのではなく、朝方にカーテンを撮影したものです。ご覧の通り、直接陽が当たっている訳ではありませんが、晴天の大阪の朝日を全く通していません。日光で眠りを妨げられることはありません。
各部屋にリモコンで温度設定が可能なエアコンが設置されていました。ただ、空気清浄機や加湿器がありません。
その代替手段として、このダイキン社製のエアコンに空気清浄機能が備わっているので、それを使うことで部屋の空気を浄化させることが出来ます。
加湿器の代わりとしては、濡れタオルの出番です。客室内の仕切り扉には横の取っ手があり、そこにそれを掛けると良い塩梅で加湿出来ました。朝にはカラカラだったので、余程乾燥していたのでしょう。
エアコンを稼働させていればそれなりに駆動音はします。その季節に適した温度に設定にして自動運転にすることで、ある程度は音を小さくできます。
また吸気口からも若干ですが音がしますが、ほとんど気になりませんでした。
アメニティ
洗面所のアメニティからお伝えします。
洗面所のアメニティとして、歯ブラシ、髭剃り、折りたたみブラシ、綿棒があり、黒を基調とした品々でした。必要最小限の内容です。
ポーラのバスアメニティです。大浴場と同じものです。アメニティは上記のみなので、女性には物足りないかもしれません。乳液や化粧水は各自で持ち込む必要があります。
朝食
朝食会場は夜鳴きそばが提供された場所と同じ、1階のラウンジ「Hatago」です。
会場に入って最初に驚いたのが、客の要望に応じて焼き上げられるオムレツのサービスです。好みの具材を伝えるとその場でスタッフさんが調理してくださいます。
ビジネスホテルでは中々このサービスは見られないと思います。流石はプレミアムの名を冠することはあります。もちろん、美味でした。
驚きの2連発。朝からビーフシチューがいただけました。名ばかりのものでは無く、しっかりと歯応えのある牛肉が入っており、朝から豪勢な料理に恵まれました。これもまた美味しゅうございました。
各ドーミーインには名物料理が準備されており、ここ大阪北浜では「はりはりうどん」が提供されています。なんでも、「はりはり」とは水菜のシャキシャキ感を現しているそうです。
スタッフさんにお願いすると番号札が渡され、出来上がったら番号札とうどんを交換する流れです。
具材は先述の水菜に白ネギと、油揚げがふんだんに盛られていました。シャキシャキよりも油揚げの存在が大きく、モフモフ感のほうが強かったですね。それでもバランスの良い触感で美味しくいただけました。
料理棚に戻りましょう。うどんコーナーの横にウィンナーと揚げ物類が並びます。揚げ物は出来合いのものを揚げているようです。
続いて、和の料理をご紹介。
京漬物は「ぎおん川勝」のものを取り揃えており、季節に適したお漬物が並ぶようです。ホテルのこだわりが感じられる一品です。
和の料理は玉子焼きや焼き魚、おひたしといった一般的なものから、肉じゃがカボチャのそぼろあんかけのような少し手の込んだ料理が用意されており、ご飯のおかずに困ることはありません。どんな方でもぴったりの朝の献立に仕上がります。
これらの料理を一通りおぼんに揃えるだけでお腹いっぱいになります。
もう一つ名物料理があり、それは「牛鍋」です。牛のホルモンと厚揚げを炊いたもので、ホルモンのコリコリとした食感が楽しめます。これも朝から贅沢なものです。
サラダ類も種類豊富です。ハムのみならず鴨肉のスライスまであり、一般のビジネスホテルよりやはり一線を画しています。
デザートコーナーにはプチケーキ、わらび餅、ヨーグルトにフルーツカクテルが、フルーツコーナーには各種カットフルーツが準備されていました。
他の料理で満腹で、これらを頂くのは厳しい状態でしたが、フルーツカクテルにヨーグルトをかけて食事の締めとしました。本当にお腹いっぱい。
ドリンク類を見ていきます。ホット・アイスコーヒー、オレンジジュースとウーロン茶、紅茶等のティーパックが揃えられていました。特筆するところはありません。コーヒーはちょっとイマイチで残念でした。
あったら嬉しいサービス、ドリンクの持ち帰りもありました。コーヒーや紅茶、ソフトドリンクのどれでも持ち出し可能です。有難い。
以上のように、充実した内容の、価格に見合う又はそれ以上の質で非常に満足出来る朝食でした。
ドーミーインPREMIUM大阪北浜の評価
館内施設、朝食とどれも質の高いもので、ビジネスホテルのクラスでは頭一つ抜きん出ています。周辺環境が良いので、ファミリーにも適しています。
ドーミーインPREMIUM大阪北浜の高評価ポイント
- 清潔感のある、管理の行き届いた館内
- 端々に配慮が感じられる客室の作り
- 遠隔地から運ばれてきた温泉を用いた大浴場
- 安定したWi-Fi
- 充実した料理の数々
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