リーガロイヤルホテル広島は広島市中心部にあるホテルです。
過日、2020年2月に改装が完了したエグゼクティブフロアのエグゼクティブツインに泊まりましたので、朝食・限定サービスを中心に宿泊レポートを記します。
リーガロイヤルホテル広島をお得に宿泊できる割引クーポンの配布やキャンペーンが開催されることがあります。忘れないように、先ずはチェックをおすすめします。
リーガロイヤルホテル広島の概要
ホテルの特徴
リーガロイヤルホテル広島は庁舎や大病院などが周辺に多くある、広島市中区基町に立つシティホテルです。1994年4月25日に開業して以来、広島を代表するホテルとして多くの宿泊客を迎えています。海外からの来賓に利用されるほどに、格調あるホテルでもあります。
商業ビルの基町クレドのテナントとして営業しています。百貨店のそごうは隣にあり、ショッピングに恵まれたホテルです。
アクセスや立地
百貨店のそごう、広島バスターミナルがホテルの近隣にあり、商業と交通の要衝にあるといえるでしょう。地下に潜れば地下街シャレオを通じて商業施設が多数ある本通り商店街や紙屋町へ向かえますし、交通機関であるアストラムラインで広島市北部に移動が可能です。
- リーガロイヤルホテル広島の住所は?
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〒730-0011 広島県広島市中区基町6-78
- アクセスは?
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様々な手段があります。公式サイトでご確認ください。
- 駐車場はありますか?
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ホテル専用の駐車場があります。詳しくは公式ページをご確認ください。
エグゼクティブフロアと客室の紹介
30・31階のエグゼクティブフロアは2020年2月5日にリニューアルオープンしました。コンセプトは「リーガロイヤルでしか味わえない広島を」として、宿泊客へ限定サービスや特典が提供されています。
当フロアは白を基調とした気品ある空間です。
客室の紹介の前に、先ずはエグゼクティブフロアの特徴をお伝えします。
宿泊者限定ラウンジサービスは無し
シティホテルなどで実施されている宿泊者限定のラウンジサービスはありません。この後にご案内するエグゼクティブフロア限定サービスをお楽しみください。
なお、広島市内でラウンジサービスが提供されているのは、特定の宿泊者限定では「シェラトングランドホテル広島」・「ホテルグランヴィア広島」・「ANAクラウンプラザホテル広島」・「グランドプリンスホテル広島」・「ヒルトン広島」、全宿泊者対象は「ホテルインターゲート広島」等です。
宿泊レポートがありますので、後ほどどうぞご覧ください。
エグゼクティブフロア限定サービス
- インルームチェックイン
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通常はフロントでなされるチェックイン手続きを、客室内で行うサービスです。感染症対策のため、フロントでの手続きになる場合もあります。
- ウェルカムドリンクサービス
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コーヒー・紅茶・ソフトドリンクなど10種類以上の飲み物から選び、客室内で提供されるサービスです。
- ティーセット
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お菓子は島ごころの瀬戸田レモンケーキと、やまだ屋の桐葉菓(とうようか、生触感のもみじ饅頭)、ドリンクアメニティは、ロンネフェルトのアールグレイと寿屋珈琲のドリップコーヒー、そして八女茶です。
- 限定アメニティ
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ミラーハリスのアメニティ ミラーハリスのヘアケアとボディケア、瀬戸内レモンを使ったオリジナルフェスマスクと豪華なセットです。
- ヘルスクラブ滞在中利用無料サービス
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プール・スパ(浴室)・サウナが事前予約制で利用できます。感染症対策のため利用できない場合があるのでご注意ください。
- ひろしま美術館入館券・ドリンクチケット・
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ひろしま美術館の入場券 ホテルの真向いにある、ひろしま美術館の入場券がいただけます。チェックアウト後でも使えます。常設展のほか、原則、特別展も楽しめます。
ドリンクチケットは33階のリーガトップで、専用のメニューからワンドリンクを注文できます。
宿泊中にホテル内のレストランで使えるクーポン券も貰えました。
- 特別朝食
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エグゼクティブフロア宿泊者限定の特別朝食をリーガトップでいただけます。この後でご紹介します。
- バゲージダウンサービス
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事前にフロントに連絡をして、チェックアウトの際、客室の荷物をロビーまで運んでもらうことが出来ます。
- レイトチェックアウト
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通常は11:00のところ、エグゼクティブフロア宿泊者は12:00までチェックアウト時間が延長されます。
客室:エグゼクティブツイン
私が宿泊したのはエグゼクティブツインです。客室タイプは他にダブルとスイートがあります。
ツインの広さは35~38㎡で部屋によって異なります。
ドアから入って左右には浴室とクローゼットがあります。
クローゼット内には様々な備品やアメニティが揃っていました。スリッパはフワフワな感触のタイプです。その奥にはズボンプレッサーが並びます。
ハンガーは木製が8つ、ふかふかタイプが1つ、その下に消臭剤が掛けられていました。床にはセキュリティボックスが置かれていました。
クローゼットには他にもちょっとお高そうなブラシ・靴ベラ・シュークリーナーがあり、シティホテルらしさが感じられます。
クローゼットの反対側には姿見が配置されていました。サイズはちょっと小さめです。次に浴室を見ていきます。
浴室はトイレ、洗面所、浴室が一体となった作りです。へたに区切らないことで広々としています。大きな一枚鏡は曇り止め防止機能が働いているので殆ど曇らず、その辺りは流石高級ホテルといった感があります。
上の写真では分かりにくいですが、ドアの左側にある小さいツマミを回すとテレビの音声が浴室内に流れます。スマートフォンやBluetoothスピーカーで音楽を聴く事など想像できなかった頃の設備ですね。時代を感じられます。
洗面台には客室共通のアメニティと、先にお伝えした限定アメニティが揃っていました。男性用化粧品も多数有って、とても充実しています。
共通アメニティは以下の通りです。
- 歯ブラシ
- ヘアブラシ
- 髭剃り
- 綿棒
- シャワーキャップ
- ウォッシュタオル
ハンドソープの他に固形石鹸もあり至れり尽くせりです。ドライヤーはホリスティックキュアドライヤーで、強い風量で早くふんわりと乾く逸品でした。備品の差でホテルの満足感が変わりますね、本当に。
タオルはシティホテルらしくエンボス加工のもの。
ちょっと残念だったのはトイレです。折角の改装ですから最新のものにして欲しかったです。
洗い場は無く、浴槽でシャワーを浴びる格好となります。浴槽は横幅はそんなに広くありませんが、183mの私が足を曲げずに座れるほどの奥行きがありました。一般的に大きめの浴槽と言えるでしょう。
続いて室内を見ます。
ツインとダブルの改装ポイントは4つあります。
- ソファベンチの新設
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高階層から広島市内の風景を楽しめるようにソファベンチが新設されました。窓周辺を木製のフレームで囲み、暖かみのある居心地の良い場所が生まれました。
- カーペットの変更
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足元から窓辺に向かって水の流れるデザインのカーペットが採用されています。
水の流れを意識したカーペット
- 照明設計
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風景を重視した部屋作りのために、窓への光の映り込みを抑えた設計になっています。とても落ち着いた雰囲気が作られています。
夜のエグゼクティブツイン - その他備品の変更
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カーテンやベッドスローがリニューアルされています。
キャビネットは恐らく改装前のものが引き続き使われているようで、若干年季の入った印象でした。
バゲッジラックにはパジャマとバスローブが収められていました。
パジャマはワッフル生地で肌触りが優しいもの、バスローブは普通の着心地でした。
バゲッジラックの隣は天板上にティーアメニティが揃っていました。一つ一つにフロアのこだわりが感じられます。バルミューダ製の電気ケトルはドリップコーヒーにピッタリの組み合わせで、美味しいコーヒーが作れます。
木製のトレーには厳島神社の鳥居をあしらってあり、ここにも広島らしさが見られます。
下の収納にはルームサービスメニュー、周辺地図、観光案内などの資料、ホテル謹製の紙袋が収まっていました。
テレビは日立の液晶テレビ。HDMI端子にFireTVやchromecastを接続して楽しめます。
テレビ下のキャビネットには片方にグラスやアイスペールなどの食器類、そして冷蔵庫が収納されていました。
冷蔵庫は中の飲み物は有料です。既にたくさん入っているので、持ち込み物は入れづらい状況。
鏡台はキャビネットと同じく上品な装いです。
個別空調で室内温度は設定可能です。空気清浄機はパナソニック製でした。
ベッドやその周辺の設えはやや古風で懐かしさが漂います。以前はターンダウンサービスが設定されていましたが、感染症対策のために中止となっています。今後は変更があるかもしれません。
ベッドサイドの照明操作パネルには昔懐かしいラジオ機能付き。文字のカスレがいい感じです。USBジャックは備わって無いので、鏡台にある充電タップで携帯電話の充電をしましょう。
照明は抑えられていて落ち着いた空気感があります。この時は残念ながら雨模様。晴れた日であればもっと印象は異なっていたでしょう。
広島城を真向いに、真下にひろしま美術館を臨む北側の客室を用意していただきました。見晴らしはこの上ありません。夜景は光源が少なく街が眠りに就く様が眺められます。サッカースタジアムが完成すれば様子は様変わりするでしょうね。
実は別の日にもエグゼクティブツインに宿泊しています。前回が雨だったので再チャレンジです。
再チャレンジの日は大当たり。前回が北側の部屋だったのでお気遣いいただいたのか、真っ青の空、瀬戸内の島々が一望出来る絶景の南側客室が割り当てられました。
見晴らしは広島のホテルで最高峰と断言します。風景が一幅の絵画のようです。地球が球体であることも改めて認識させられます。
夜の眺めも活動的な南側の様子が楽しめます。
ソファベンチの間接照明、テーブルに照射された天井からの照明が素敵です。瞬く間に時間が過ぎていきました。
エグゼクティブフロアの特別朝食
エグゼクティブフロアの宿泊客の朝食は、最上階33階のスカイダイニング「リーガトップ」でいただきます。前もって予約する方式なので、殆ど待つことなく直ぐに席につくことが出来ます。
当記事のメニューと異なる場合がありますのでご留意ください。
一番見晴らしの良い席に案内してもらい、気分は上々です。これだけでお腹は満たされるようです。広島市中心街のホテルでは一番の眺望です。天気が良ければ言うことはありません。
他の広島市中区のホテルで、眺めの良い朝食会場は「三井ガーデンホテル広島」、「ANAクラウンプラザホテル広島クラブラウンジ」があります。
洋朝食(スカイブレックファスト)
洋朝食のメニューは季節毎に変わります。
洋朝食のこの時のメニューは次の通り。
・根菜9種類のポタージュ ナヴェットオイル風味
・広島県産ちよだ半熟玉子・もち麦
アンチョビー風味のブロッコリーとベーコンのタルティーヌ
・広島県産牛肉のしゃぶしゃぶ バジル風味の温野菜添え あさつきソース、川中醤油と粒マスタードのおろしポン酢
・こだわりジュース(大長みかん)
・ヨーグルトのムースとフルーツ 苺のスープを注いで
・パン各種
・コーヒー
スープは野菜をしっかりと裏ごしして滑らかな触感で優しい味、一方のジュースは意識がシャキッとする酸味と風味豊かな大長みかんが感じられる一杯でした。
朝から豪勢な料理が順にテーブルを彩ります。朝から贅沢なごちそうで、なんだか恐縮してしまいました。
和朝食
エグゼクティブフロア限定の和朝食をご紹介します。洋朝食と同じく、季節や旬に合わせてお品書きは変わります。
この時の和朝食のメニューは次の通りです。
- 和惣菜9種
- のどぐろ塩焼きと焼生姜
- 広島県庄原産こしひかり
- 3色合わせみそ汁
- 山菜とすり身の煮つけ
- 果物のシロップ漬
高級魚であるのどぐろ(アカムツ)はクセが少なく、美味しくいただけるのが特徴です。魚が苦手な私でもペロリと完食です。
どちらも美味でしたが、洋朝食を推します。
リーガロイヤルホテル広島のエグゼクティブフロアのまとめ
満を持してオープンしたエグゼクティブフロアは、中四国のホテル随一の高さを活かした素晴らしい空間でした。ゆったりと流れる広島の風景を、寛げる客室で過ごす至福の時間は他のホテルではなかなか味わうことは出来ないでしょう。
朝食はビュッフェとは違った味わいのある品々ばかりでした。手の込んだ丁寧な調理、そして眺望良くゆったりとした朝食会場と相まって、どの料理も美味しくいただけました。
窓辺で広島の風景を眺めていると、あっという間に時は経ちます。チェックアウトは通常より遅めの12時ですが、この贅沢な時を十分に堪能は出来ないかもしれません。予算が許せば連泊のご検討をご一考ください。
広島市の中で非常にお薦め出来る客室です
リーガロイヤルホテル広島をお得に宿泊できる割引クーポンの配布やキャンペーンが開催されることがあります。忘れないように、先ずはチェックをおすすめします。
- 広島市のホテルで眺望はここが一番
- 広島らしさを体験できる客室体験
- 商業・交通施設が充実で周辺環境は抜群
- リニューアルされているが、少し時代を感じられる部分がある
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