「sequence KYOTO GOJO」は京都市の四条や五条から程近い場所にあるホテルです。
管理人が実際に宿泊しましたので、実体験に基づいた客室・朝食・館内の雰囲気などの宿泊レポートをお伝えします。
シークエンス京都で使える割引クーポンが発行される場合があります。タイミングが良ければお得に泊まれますので、忘れずにチェックしてみてください。
sequence KYOTO GOJOの魅力
先ずはホテルの魅力をお伝えします。
柔軟性のある滞在時間
今までのホテルでは見られなかった特徴的なチェックイン・アウト時間が設定されています。チェックイン時間を17時以降、チェックアウト時間を14時となっており、時間をとても有効に使えるようになっています。観光・仕事帰りにホテルに戻り、翌日にゆっくりと過ごすことが出来ます。
朝食はゆったりと何度でも
上記の滞在時間と併せて、ゆっくりと朝食が楽しめます。他のホテルでは10時には朝食の提供が終わりますが、sequence KYOTO GOJOの朝食提供時間は14時まで(ラストオーダーは13時半)です。
全室シャワー・トイレ別のセパレート
どの客室もシャワールーム・トイレ別のセパレートです。「ACCESSIBLE ROOM」・「4BEDS」は浴槽があります。
リラクゼーションスペースで疲労回復
リラクゼーションスペースとして「THE BATH」と「THE SAUNA」を完備しており、男女別に日毎に入れ替わります。「THE BATH」は大浴槽の他に室内中央にホットストーンを配置しており、岩盤浴が楽しめます。「THE SAUNA」ではホットストーンによる岩盤浴の他、滝シャワーやミストシャワーで疲れを流すことが出来ます。
ただ、どちらもそれほど施設は大きくありません。
リラクゼーションスペースの写真をもっと見るsequence KYOTO GOJOについて
ホテル概要
sequence KYOTO GOJOは、2020年7月22日に京都市の五条にオープンしたホテルです。ハイクラス の「ザ セレスティンホテルズ」、アッパーミドルクラスの「三井ガーデンホテルズ」に次ぐ、三井不動産グループが運営する新ブランドが、この「sequence」です。
住所 | 〒600-8418 京都府京都市下京区五条烏丸町409 |
電話 | 075-353-0031 |
チェックイン時間 | 17:00~ |
チェックアウト時間 | 14:00 |
客室数 | 208室 |
アクセス | 地下鉄烏丸線「五条駅」 2番出口より徒歩3分、「四条駅」 6番出口より徒歩5分 |
sequenceは “やさしいつながり”という理念に従って、従来のホテルには無い要素を取り入れています。一番の特徴は、チェックイン・アウトの時間設定です。他では15時イン・11時アウトと設定されているところを、シークエンスでは大幅に後ろにずらしています。
これによる利点は大きいです。例えば、前日に各地を回り疲れ切った状態で朝早く起きて朝食をとり、身支度を整えチェックアウトを済ます必要があります。慌ただしいですね。
それとは無縁になります。朝をゆっくりしたい人にはとても適しています。
京都の三井ガーデンホテル系列ホテルの宿泊記を投稿しています。比較検討される際は、下記記事をぜひお読みください。
館内の様子
1階のレセプションにて、チェックイン・アウトの手続きを行います。宿泊客が自らタブレット端末を使って受付手続きをします。また、通常のフロントによる手続きも可能です。
機械に不慣れな方だと、タブレットを使ってのチェックイン手続きはまごつく可能性があります。
事前にアプリをスマートフォンにインストールして、自身の顔データを認証しておくと、顔認証技術を用いて自身の顔でチェックイン等の手続きも出来ます。詳細は下記リンクにてご確認ください。
フロントロビーには荷物を預けられるセルフクロークルームがあります。チェックイン前やチェックイン後も利用することが出来ます。
エレベーターは2基あります。内部のカードリーダーにカードキーをかざすと客室の階を選択できる仕組みです。休前日となると宿泊者、特に複数人での宿泊が増えるために、非常に混雑します。
部屋数に対してエレベーターの数が足りていない印象です。
館内は機能性を象徴する「黒」と安らぎや癒しを象徴する「白」の2色を基調とした装いです。
客室の種類
- QUEEN ROOM
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広さは19.5㎡で、ベッドは1台で定員は2人までです。シンプルかつシークエンスらしい機能性を備えた客室です。
- QUEEN ROOM
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広さは22.1㎡でベッドは1台で定員は2人までです。上記の”QUEEN ROOM”より少し余裕のある客室です。
- ACCESSIBLE ROOM
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広さは23.4㎡で、ベッドは1台で定員は2人までです。室内の導線を広く取ってあって、バリアフリーの設計となっています。
- TWIN ROOM
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広さは23.4㎡でベッドは2台で定員は2人までです。2人での宿泊に適しています。
- 4BEDS
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広さは47.2㎡、ベッドは4台で定員は4人までです。家族・友人旅行などに適した客室です。このホテルで唯一プロジェクターとスクリーン(約100インチ)を備えており、映画・スポーツ観戦などが大画面で楽しめます。
バスタブがある部屋はアクセシブルとこの部屋だけなので、必要な場合はこの客室を選んでください。
立地・アクセス
地下鉄烏丸線の「五条駅」 が最寄り駅です。
地下鉄烏丸線の「五条駅」 2番出口より徒歩3分、「四条駅」 6番出口より徒歩5分の場所にあります。地下鉄駅の間にあるホテルです。
ドラッグストアなどは少し距離があります。京都駅などで予め購入しておくことをおすすめします。
客室の紹介
今回宿泊したのはツインルームです。アメニティについては、客室案内の後にお伝えします。
ツインルームの紹介
部屋の鍵の解除方法は、顔認証とカードキーの2種類あります。
事前にフロントで顔認証を設定した場合は、客室入り口にあるディスプレイおよびカメラで自身の顔を読み取らせることで解錠出来ます。一方のカードキーは他のホテルと同様の解錠方法です。
私はフロントで、「マスクを装着したまま解錠出来るか」を聞いてみました。結論としては、素顔のままでなければカギは開かないとのことでした。iPhone13以降のFace IDのように操作は出来ないそうです。
結局、使い慣れたカードキーを使用することにしました。そして早速、室内に入ります。
室内は白と黒を基調とした落ち着きのある装いです。黒の部分が多いですが、間接照明、材質・形状の違う壁材や室内備品を巧みに使うことで飽きを感じさせない室内に仕上がっています。
有機ELライトが横の鏡に反射することで非常に明るくなります。デスクライトもあって作業のための明るさは問題ありません。電源コンセントと充電用USBジャックがあって、パソコンや電子機器の利用に困りません。
デスクはメイクやお仕事に活用可能な程よいスペースがあります。
洗面ボウルは排水口までの傾斜がとても緩やかで水はけが良くないです。見た目は格好良いのですが。
その隣には歯ブラシが用意されていました。アメニティの提供体制は頻繁に変わります。他の三井ガーデンホテルと同様に、今後は1階フロントで提供されるようになるかもしれません。
洗面台の下はフェイスタオルとヘアドライヤーがあります。ドライヤーは直ぐ近くの電源コンセントから給電できます。
ドライヤーはモッズヘアの「ION RAPIDE+」でした。風量が強くて評判が良いモデルです。他のラグジュアリーホテルでも採用されており、例えば同じ京都にある「ホテルオークラ京都岡崎別邸」でも同タイプが使われています。
収納棚には各種備品が用意されています。荷物を置くのもここで。
金庫、電気ケトル、カップ類、パジャマはこちらに収納されています。
パジャマ、少し気取って言うとナイトウェアはセパレートタイプです。
ハンガーは6つあります。ハンガーバーの幅が短いので、掛け辛い時には入り口付近にあるハンガーフックを利用しましょう。
ツインベッドルームはハリウッドツイン(2台のベッドがくっついている)です。最近のホテルらしく適度な硬さのマットレス(サータ社製)で、寝心地は良いです。
ホテル情報や電話機能などを備えたタブレット端末は好みが分かれるところです。自分はエアコンの温度調整時にしか使いませんでしたが、電話機能はどんな感じだったのか興味があります。
タブレットの台座にスピーカーが備わっており、bluetoothで接続が出来ます。
タブレット端末の上部には照明スイッチと充電用USB端子と電源コンセントが備わっています。照明の操作は比較的理解し易いです。
テレビはソニーのブラビアの大画面テレビです。テレビスタンドは見た目が良く、頑丈そうで我が家にも1つ欲しいくらいのものでした。
また、テレビからリラクゼーションスペースの混雑状況の確認ができます。
スタンドのメーカーを確認するべきでした。残念。
側面にHDMI端子があり、FireTVやパソコン等との接続は容易です。テレビの機能として既に動画配信アプリ、例えばネットフリックス等がインストールされているので、アカウントを持っている場合はログインすれば直ぐに楽しめます。新しいホテルなのでWifiが高速であるため、動画配信サービスが十分に楽しめます。
なお、同じツインルームでも客室によっては小型のテレビの場合があります。
テレビの横には冷蔵庫が設置されています。前扉がシースルータイプのものは冷えない印象が拭えません。今回は試していないので、動作については不明です。
スタンドライトの無機質な鉄の格子が電球色の灯りに照らされて、暖かみのある模様を方々に象ります。
今回のお部屋は西向きでした。烏丸通の反対側で住宅地に面しており、外からの騒音はほぼありません。眺望もあまり良いとは言えず。建物が密集していて、低階層の客室だと近隣ビルの方々と挨拶が出来そうな距離です。
カーテンは2種類あって、完全に遮光するものと、網目の大きいレース状のものがあります。レース場のカーテンは御簾っぽい色合いで、目隠しには十分な役割を果たします。
最後に、ウェットルームをご紹介します。客室に入るとドアがあり、その中にトイレとシャワールームがあります。
スマホのカメラでは補正が掛かってとても明るく変哲の無いウェットルームですが、肉眼では不思議と神々しく感じる空間でした。単なるトイレなのに。
TOTOのウォシュレットは、ビジネスホテルクラスらしからぬ多機能タイプです。
バスタオルはドア付近の棚に収納されています。
シャワールームです。普通のシャワーとレインシャワーがあり、この辺りもビジネスホテルを超える品質です。似たような客室や設備を持つ「メルキュール京都」よりも品質は上だと思います。こちらの方が天井が高いこともあって圧迫感がありません。
バスアメニティは何処製かは確認しませんでしたが、独特の形状のボトルから見るに、独自ブランドかな?
以上、ツインルームの紹介でした。機能的な設備を備え、全体的に良くまとまった使い易い客室でした。
sequence KYOTO GOJOのアメニティ
アメニティは、1階のアメニティコーナーで必要な分だけ選ぶ方式で提供されます。基礎化粧品(メイク落としや化粧水)については有料となっており、レセプションで購入できます。
- sequence KYOTO GOJOのアメニティについて教えてください。
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とてもシンプルで、室内にはミネラルウォーターしかありません。1階のレセプションには綿棒・レザー・ヘアブラシ・歯ブラシがあり、必要なものを選んで使う形式となっています。
- 貸出品はどんなものがありますか?
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貸出品として、空気清浄機・アイロン・アイロン台・加湿器・ケトル・充電器・アイスペールがあります。数に限りがある点にご注意ください。
2023年2月から、歯ブラシも1階のレセプションに用意されました。今後変更される場合があります。
基礎化粧品は、レセプションで購入するか、自前のものを持ってきましょう。
sequence KYOTO GOJOの朝食
朝食は1階のバー&ダイニングである「THE TASTE(ザ・テイスト)」で提供されます。烏丸通りに面しており、ランチタイムからは一般客にも開放されています。
フロントレセプションの隣が「THE TASTE」です。検温と消毒を済ませて案内を待ちます。人気のホテルで宿泊客が多いため、時間帯によっては席が空くまで部屋で待機する場合もあります。
カウンター席からは調理場の様子が眺められます。それにしても、店内装飾の掃除が大変そう。
注文はテーブルにあるQRコードをスマートフォンなどで読み取り行います。QRコードから移動したページで注文するのはサンドイッチ・自家製レモネード・ソフトクリームです。
感染症対策のため、スマートフォン等で注文する方式を採用するお店が徐々に増えつつありますが、スマホを持っていなかったらどうするんだろうと気になるところです。
コーヒー・紅茶・スープなどはビュッフェ形式となっています。
ソフトドリンク類やスープの他、シリアルとポテトサラダが並んでいました。
暫くすると、レモネードとアイスクリームがテーブルに運ばれ、その後にサラダとサンドイッチが満を持しての登場です。この時のサンドイッチメニューは以下の通りでした。
- パストラミポークとチーズのサンドイッチ
- 厚焼き玉子とスクランブルエッグのサンドイッチ
- プルドポークサンドイッチ
- アボガドとライムのオープンサンド
2023年11月現在、サンドイッチメニューが3種類に減少しています。超インフレ時代なので致し方ないのですが、出来れば値上げなどで対応して欲しいところです。
この中ではパストラミポークとチーズのサンドイッチは完売していたので、プルドポークサンドイッチを注文しました。
食べやすく加工された豚肉とピクルスや各種野菜が一緒にサンドされています。チーズと独特の薬味(ショウガか何か)が食欲を大いにそそります。これだけでも結構食べ応えがありました。
別の時には「厚焼き玉子とスクランブルエッグのサンドイッチ」を注文。こちらはタマゴ感たっぷりの料理で、ほどよい甘さの厚焼き玉子の旨味が口いっぱいに広がります。朝食にぴったりの一品です。
先にも記述しましたが、13時30分がラストオーダーなので寝起きから行動まで時間のかかる私にぴったりのサービスでした。混雑時間も分散されてgoodです。
sequence KYOTO GOJOのクチコミ
ホテル予約サイトにおいて、sequence KYOTO GOJOのクチコミを確認してみましょう。特徴のある朝食と14時までのチェックアウトは多くの宿泊客が高い評価をしています。時間の融通が利くため、比較的自由に過ごせる点が好評のようです。
予約サイト | 評価 | 口コミ |
---|---|---|
楽天トラベル | 4.2 | 楽天トラベルでクチコミを確認する |
じゃらん | 4.3 | じゃらんでクチコミを確認する |
一休.com | 4.3 | 一休.comでクチコミを確認する |
一方で、アメニティや接遇サービスについては、人によっては良い評価をしていません。
アメニティ等は当記事や公式サイトで予め確認しておくと、宿泊時に困る可能性は低くなります。
sequence KYOTO GOJOのまとめ
三井ガーデンホテルとは一線を画す斬新なデザインのホテルでした。機能性や利便性を重視した設備の数々で、客室内での宿泊体験は快適そのものでした。
ただ、人気のホテルということも相まって、客数に対してホテルスタッフの人数や設備(特にエレベーター)の処理能力が足りていないと感じました。折角、時勢に合わせて非接触を売りにしているにもかかわらず、エレベーター内外で混雑していては駄目でしょう。勿体ないです。
朝食は味・内容共に充実していて、次の機会に利用したいと思える内容でした。チェックイン・アウトの時間と併せて時間に束縛されない開放感は、他のホテルではそうそう体験できません。
まとめると良いホテルでしたが、残念なポイントがいくつか合って惜しいホテルでもあります。平日に泊まると違った感想を抱くかもしれません。いつか再訪します。
シークエンス京都で使える割引クーポンが発行される場合があります。タイミングが良ければお得に泊まれますので、チェックしてみてください。
- 新しいタイプの滞在時間設定
- 何度でも食べられる朝食
- 全室シャワールーム(一部バスルーム)とトイレが別
- ビジネスホテルクラスとしては室内の設備が充実
- 人気があるため混雑する
- 休前日や休日は特にエレベーターが混雑
- ホテルシークエンス京都のツインルームの特徴は?
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約24平方メートルの室内に2台のベッドがあります。シャワーとトイレが分かれたセパレートタイプです。詳しくは「ホテルシークエンス京都のツインルーム」をご覧ください。
- ホテルシークエンス京都の朝食の特徴は?
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朝食はQRコードを読み取って注文をする方式です。朝食は何度でも食べることが出来ます。詳しくは「ホテルシークエンス京都の朝食」をご覧ください。
- ホテルシークエンス京都のアメニティは?
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客室内とレセプションにそれぞれアメニティがあります。詳しくは「ホテルシークエンスのアメニティ」をご覧ください。詳しくはこちらから。
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