「ヴィアインプライム広島新幹線口」はJR広島駅北口の近くにあるビジネスホテルです。
管理人が実際にキングルームに宿泊したので、客室の様子・コメダ珈琲での朝食・大浴場などを宿泊体験をレポートします。
広島駅周辺のホテルをお探しの場合、下記記事が役に立つかもしれません。おすすめするホテルについて、下記記事でまとめています。
- JR広島駅から徒歩3分の立地
- 駅ビルやコンビニ至近
- 大浴場完備
- 全室禁煙
ホテルの概要
ヴィアインプライム広島新幹線口はJR広島駅北口側にあるビジネスホテルで、2020年6月8日にオープンしました。上の写真の左側の建物は、同じくJR西日本系列のホテル「ホテルグランヴィア広島」です。広島新幹線口のオープンに伴い、JR広島駅南口にあったヴィアイン広島は閉館しました。
隣同士にJR系列のホテルが並び立ち、グランヴィアはシティホテル、ヴィアインは宿泊特化型ホテルとして上手く棲み分けが成されています。
道路を挟んで複合ビル「グラノード広島」内に、ダイワロイネットホテル広島駅前が営業しています。そちらの宿泊レポートがありますので、比較検討の際にぜひお読みください。
住所 | 〒732-0822 広島県広島市南区松原町1−6 |
電話 | 082-568-5489 |
チェックイン時間 | 15:00~ |
チェックアウト | 10:00 |
- 客室数は?
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全246室です。内訳は、シングル184室、ダブル37室、ツイン25室です。
- 部屋のタイプは?
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- ヴィアインシングル(13.7㎡)
- シングルA(13.7㎡)
- ダブル(15.9㎡)
- キング(20.9㎡)
- スタンダードツイン(20.9㎡)
- デラックスツイン(27.2㎡)
- ユニバースツイン(27.2㎡)
全客室に占めるシングルルームの割合が8割強となっており、ビジネス客をメインターゲットに据えているのが分かります。もちろん、家族や友人との旅行で利用できるようにツイン・デラックスツインが設定されています。
館内施設
- 館内セキュリティはどうなっていますか?
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- 客室カードキーで起動するエレベーターセキュリティ
- 24時間フロントスタッフ常駐
- 深夜時間帯にはエントランスドアの施錠
- コインランドリー、自動販売機、製氷機はありますか?
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有料コインランドリー(洗剤自動投入式)は10階にあります。自動販売機は1階と10階にあります。製氷機は10階にあります。
- 喫煙コーナーはありますか?
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1階に喫煙スペースがあります。なお、それ以外の場所は全館禁煙です。
- 荷物預かりはありますか?
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チェックイン前、チェックアウト後でも荷物を預かってもらえます。フロントスタッフに確認をお願いします。
なお、1階ロビー階に宿泊者自身で管理できる24時間利用可能なセルフクロークがあります。
セルフクロークに荷物を預けられる 新しいJR西日本系列のホテルで見られる設備です。
大浴場「紅葉の湯」
大浴場「紅葉の湯」が10階にあります。浴場入り口は客室と同じように入場の際にカードキーが必要です。脱衣所には鍵付きのロッカーとトイレがありました。ロッカーの扉が開け辛い形状で難儀した記憶があります。
大浴場は洗い場、内湯と露天風呂で構成されています。洗い場は確か8つほど。
露天風呂は天井部分が半露天となっており、雨の日には雨水がダイレクトに湯船に落ちてきます。私が訪問した時は偶々雨が降っていたのですが、夏だったから良かったものの、冬だと辛いだろうと想像できます。
お湯は天然の温泉ではありませんが、マイクロバブルが出るお風呂で血行が促進されたのでしょうか、妙に体がポカポカしていました。
広島市には大浴場を備えた比較的新しいホテルがいくつかあります。人気なのは、繁華街の1つである八丁堀界隈にある「ホテルインターゲート広島」です。そちらもご参考にどうぞ。
アクセス、立地
広島駅新幹線口を出て直ぐ左手には、上の写真のように遊歩道があります。グランヴィア広島に沿って移動し、”HOTEL GRANVIA HIROSHIMA”の看板ロゴ付近に階段を降りた後に、西に向かって歩くと辿り着けます。
ホテルに向かう際に、屋根付きの歩行者通路があるのはグランヴィア広島までです。途中からは通常の歩道なので、完全に雨を避けられないので注意してください。
道路を挟んで向かい側(写真右側)の建物は「グラノード広島」と「広島放送株式会社ビル」です。グラノード広島にはドラッグストア、コンビニ、飲食店が入居しており、ちょっとした買い物や食事に便利です。
- アクセス方法は?
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JR広島駅北口(新幹線口)から徒歩約4分
広島空港からのリムジンバス降車からでも約4分
- 駐車場・駐輪場はありますか?
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駐車場・駐輪場はありません。提携駐車場として、「三井のリパーク 広島新幹線口駐車場」・「タイムズ広島駅屋上駐車場」が近くにあります。詳しくはホテルにお問い合わせください。
ホテルアメニティ
2021年7月からアメニティの取り扱いが変わりました。歯ブラシなどの室内に無いアメニティは、1階のアメニティバイキングで提供されています。必要な分だけ選びましょう。
ヘアブラシとカミソリは2022年10月から有料化されました。フロントで販売されています。
- ヴィアイン広島新幹線口のアメニティは?
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室内にあるアメニティは以下の通り。
- シャンプー
- コンディショナー
- ボディソープ
- フェイスタオル
- バスタオル
- バスマット
- 使い捨てスリッパ
- ナイトウェア
室内に無いアメニティは、1階のアメニティバイキングにあります。
- 歯ブラシ(普通毛・極細毛)
- ボディタオル
- 綿棒
- シューシャインペーパー
- 飲料(コーヒー・紅茶・緑茶) 等
- コットン
- ヘアゴム
キングルームの紹介
客室廊下は明るくて無駄を省いたシンプルな作りです。部屋へ向かう途中、貸出用のズボンプレッサー置き場があり、入用の時はここから部屋へ持ち込みましょう。
今回お邪魔したのはキングルームです。
シンプルだけど機能的な室内設備
室内に入って直ぐに背丈ほどの姿見、壁面を覆う木製ボードが並びます。
ビジネスホテルでは壁に直接ハンガーフックがあったりするのですが、最近のヴィアインでは木製のそれを態々設けており、こだわりを感じられます。
下の窪みの部分にはブラシ・靴ベラ・シュークリーナー・使い捨てスリッパが揃えられていました。
その横には、荷物置きとシャープ製空気清浄機が続きます。色が揃えられていて一体感があります。空気清浄機は全室に設置されています。
シャープ製のテレビは他の客室よりも大きい50インチタイプです。迫力ある映像が楽しめます。
テレビの下に電源コンセントとテレビに繋がるHDMIジャックが備わっています。これも全室共通です。FireTV、GoogleChromeやパソコンと簡単に接続出来ます。
新しいホテルなのでWi-Fi環境は問題無し、フルHDで動画鑑賞が可能でした。
テレビのホテル案内からは、コインランドリーの使用状況、大浴場の利用状況が確認できます。
テーブルとイスはテレビの目の前に置かれており、ここで座りながらテレビを鑑賞するのは少々厳しいです。天板は大きくないので、2人で利用するとなると狭く感じるでしょう。
テレビ横のキャビネットの天板にはティッシュペーパー、棚にはタイガー製電気ケトル、マグカップと鏡、一番下の棚に冷蔵庫が収まっていました。
サータのマットレスを使用したベッドは室内面積の大部分を占めており迫力があります。緑の壁紙がワンポイントとして使われ、ブラウンのベッドボードと調和していて暖かい雰囲気が生まれています。
間接照明と天井照明が多く装備されていて、室内はとても明るく感じられました。
パジャマ(部屋着)はセパレートタイプです。大浴場の小物入れとしてビニール袋もセットされていました。
ベッドに寝転んでテレビを見ると、50インチが意外と小ぶりに感じました。他の客室より大きいサイズは妥当だったことがよく分かります。本当によく設計されています。
ベッドボードには埋め込み式の照明操作パネルと電源コンセントが備わっていました。照明はここで一括して操作できるので、光量の調整や就寝時に全ての明かりを消すことが可能です。USB電源ジャックもあり、ベッドサイドに携帯電話を置き、就寝中に充電させることができます。
ベッドサイドの下にはセキュリティボックスが収納されていました。
8階のキングルームからの眺めはトレインビューと言っていいのか微妙なところ。新幹線の駅への出入りは眺められます。
カーテンからの光漏れは気になるところです。新しいヴィアインはカーテンレールが隠れる作りで遮光性が高められています。どの位暗いかと言えば、右の写真のように殆ど光漏れはありません。これで眩しさで目覚める事は無いでしょう。
次はウェットエリアです。
姿見の反対側にウェットエリアに繋がるドアがあり、開くとウェットエリアがあります。キングとツインの客室はセパレートタイプです。
洗面所の作りは非常に簡素、必要最低限です。写真には歯ブラシなどのアメニティが写っていますが、現在は1階のアメニティ置き場から必要なものを取ってくる方式に変わっています。
洗面台の下にはバスタオルとパナソニック製のドライヤーが置かれていました。
TOTOのウォシュレットが採用されていました。キングルームは2人以上の利用を想定してか、擬音装置が装備されていました。ビジネスホテルでの採用はちょっと珍しいかな。
浴室は洗い場があるのは嬉しいのですが、必要最小限の空間といった感じです。
ドアを開けようとすると、洗い場の大部分を弧を描くので、浴室から出るときは窮屈に感じました。
浴槽も小さいので、足は伸ばせません。仕方がないです。
バスアメニティはDHC製のものでした。
朝食
朝食は1階のコメダ珈琲で頂きます。宿泊者はエレベーターで1階に降り、ホテル館内の直通通路から入店できます。
宿泊者以外の一般の方々も利用しており、朝から結構混む事があります。
店員さんに食事券を渡すと、宿泊者用メニューが提示されます。今回は、ミニサンド&ミニサラダを注文。
待つこと数分、朝食が運ばれてきました。ミニサンドの名に相応しいサイズ感。男性だと物足りないかもしれないですね。味はいつものコメダ珈琲です、当たり前ですが。
ヴィアイン広島新幹線口とキングルームのまとめ
最近のホテルらしい、宿泊に求める要素をシンプルでありながらも満たしてくれるビジネスホテルでした。導線をしっかりと考えた室内設計、無駄を省きつつ暖かみのあるデザインで心地よく過ごせました。
気に入っている点は、テレビに直通の外部HDMIジャックがあった事です。ホテル利用時には必ずパソコンやFireTVを使いますからね。照明の操作パネルも扱い易くて困ることはありませんでした。
大浴場も大切なポイントです。広島駅周辺で新しい大浴場のあるホテルはまだまだ少ないですから。
カユイところに手が届いている、使い勝手の良いホテルといった印象です。多くの人にとって満足のいく宿泊が出来るでしょう。おすすめします。
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